
■調査・診断
| ▶目視調査 | ▶打診調査 | ▶鉄筋腐食度調査 |
|---|---|---|
| ▶ひび割れ調査 | ▶コンクリート強度 | ▶ 鉄筋かぶり深さ調査 |
| ▶中性化深さ測定 | ▶塩化物イオン濃度測定 | ▶赤外線測定 |
| ▶コアサンプル採取 | ▶気泡間隔係数測定 |
劣化診断調査
■ひび割れ調査
▶直接回折波法(深さ測定)
送受信センサーでひび割れをはさんで等間隔位置に接触させ、ひび割れからセンサーの位置がひび割れ深さと同距離になると、計測器が反応してひび割れ深さを検出します。

▶修正BS法(深さ測定)
送受信センサーでひび割れをはさんで等間隔の位置に接触させ、接触位置を2段階として各々の伝播時間から関係式よりひび割れ深さを算出します。


▶ひび割れ幅測定
ひび割れ幅とクラックスケールの目盛りと照らし合わせて測定します。



劣化診断調査
■コンクリート強度
コンクリート構造物はコンクリートの強度、特に圧縮強度に基づいて設計され、また、コンクリート構造物の劣化に関連した物理特性の変化と圧縮強度とが関連しています。そのため、コンクリート構造物を診断する上で強度を把握することは極めて重要です。
▶直接回折波法(深さ測定)
コンクリートの表面をリバウンドハンマーによって打撃し、その反発硬度から圧縮強度を推定する方法です。反発度法は測定原理から、表面部と内部で強度に差異がある場合には内部コンクリートの強度推定は基本的に不可能であり、できる限りコアを採取して実強度との比較や表層コンクリートと内部コンクリートの差異の観察を行うことが望まれます。

▶コア圧縮強度
コアによる強度試験はコンクリート構造物の強度を推定する方法の中で最も信頼できる方法です。コア採取には鉄筋探査計などを用いて、鉄筋位置等を把握し、それを避けてコア採取位置を決定します。


▶超音波法
発振子より発振した超音波が受振子に到達するまでの時間差を求め、伝播距離を時間差で除することにより、コンクリートの伝播時間を算出し、コンクリートの強度レベルの判定や品質の比較をします。


